「ひと部屋オフグリッド」とは? 

オフグリッドとは、オフ=切る、グリッド=送電線。
つまり、電力会社の送電線から遮断してしまう事、
電力を自給自足することをオフグリッドと言います。


たった2.36kwで50坪の家の75%を自給

しかし、完全に切り離してしまうと、
梅雨時などの悪天候によって、
蓄電池量が底をつくと停電してしまいます。
それでは不便です。
そこで我々が開発したのが、
「ひと部屋オフグリッド」ハイブリッドパワーシステムなのです。


ひと部屋オフグリッドの心臓部

このシステムは、普段は電力会社から切り離し、
太陽光発電と蓄電池によって電気を賄い、
もし足りなくなったら、
潔く電力会社から電気を購入するシステムです。
しかも自動です。
0.04秒で切り替わりますので、全くのストレスフリーです。


雑庫に設置された設備

名前の由来は、
まず「ひと部屋」からエネルギーの自給自足をしよう!!
と言う考え方から来ています。
災害時に、
ひと部屋でも生活可能な状態であればなんとかなります。
オフグリッドしたい機器は、
明かりを照らす、照明器具
食料を確保する、冷蔵庫
情報を確認するためのスマホやラジオ、
テレビなどを使えるためのコンセント
それらがあるのとないのとでは雲泥の差です。

その「ひと部屋」から少しずつシステムを拡張していくと、
家全部を完全にオフグリッドすることになるわけです。


先にも書きましたが、
設備を大きくできるのは良いことですが、
その分費用が掛かりますし、機械は必ず壊れます。
その家に見合ったシステムで、
現段階では、
ちょっと足りない位が丁度良いのではないでしょうか?

電力会社のつくっている電気は化石燃料です。
最近コマーシャルでも良く聞く「ZEH」、
ゼロ・エネルギー・ハウス
の頭文字をとってZEHと呼ばれていますが、
これ正式には、「ネット・ゼロエネルギーハウス」と言って、
「ネット」、つまり「正味」でゼロエネだと言うことです。
どういうことかと申しますと、
昼間発電した電気で昼間は自家消費しますが、
余った分は「売電」します。
その売電分を夜に使うことで、
差し引きゼロだと言っています。
でも実際には、化石エネルギーに頼った政策なのです。

太陽光は、急に雲に隠れて発電量が落ちたり
して安定的ではありません。
電力会社は、停電させるわけにはいきませんので、
電気を予想して多めに発電します。(予想発電)
総発電量から売った発電量を引いた分が
予想発電量になりますが、
現在稼働している太陽光などの再生可能エネルギー量は
その予想発電量とほぼイコールです。

なぜ??

再生可能エネルギーの多くは太陽光です。
同じ地域の太陽光は、同じように天候に左右されます。
多く発電する日もあれば、少ない日もあります。
電力会社は、太陽光が普及しても、その分を減らせません。
現在のFIT政策の根本的弱点です。
近い将来FIT政策は必ず行き詰まります。
なぜなら、化石エネルギーを減らせないからです。

「ひと部屋オフグリッド」は普段から自給自足していて、
足りない時だけ電力会社に頼ります。
このシステムが増えれば、当然予想発電量も減り、
化石エネルギー量も確実に減らせます。
また地域でエネルギーを融通し合うVPP(仮装発電所)
が出来る様になれば最強です。
その後、電力会社のエネルギーが、
水力、地熱、波力、風力、太陽光などの
再生可能エネルギーに変わっていけば、
完全なエネルギー化石エネルギーゼロの世界になります。

時間は掛かりますし、まだ完璧ではないでしょう!!
でも、現時点では、環境にも経済的にも防災面でも
優れたシステムだといえるはずです。

「ひと部屋オフグリッド」ハイブリッドパワーシステムは、
ちょっと足らないが丁度良いシステムです。 


取り扱い:一般社団法人 低炭素住宅推進普及協会
住所:静岡県浜松市中区鴨江町1-21-21
電話番号:053-450-0330
URL:https://www.teitanso.org/